「アリー my love」セクハラの結末は? − ドラマでビジネス英語
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「アリー my love」  【シーン 1】 セクハラの結末は?

アリー my love (アリー マイ ラブ) 01■今週のシーン
事務所の上司におしりを触られたことを所長に訴えたアリー。
所長はその男にクビを言い渡したが、逆に訴訟を起こされる。
おしりを触った上司は、珍病「おしり依存症」だというのだ。

■英語

【Mr. Lyne】 He filed a claim under the Federal Disabilities Act.
【Ally】    What are you saying ?
【Mr. Lyne】 Well, because of attorney's fees,
              punitive and possible treble damage that go with the suit...
        I'm saying that the partners would rather be sued by you.

 ●セクハラ上司は、女性のおしりと見ればさわり、病気であることをアピールし始めた。

【Ally】    It's a complete pretext.  He's mocking us.
【Mr. Lyne】 I know. It's absurd. This guy's a master litigator.
        He knows how to manipulate the facts.
        We can't prove, it's a pretext.
【Ally】    You don't want to prove it.
        He's a rainmaker. You'd rather lose me than him.
        Tell me I'm wrong....  I quit.

アリー my love (アリー マイ ラブ)  02■英単語
 
filed a claim : 請求する
 
disability : 身体障害
 
Act : 〜法
 
attorney' : 弁護士
 
punitive : 刑罰の
 
treble : 三倍の
 
sue : 訴える
 
pretext : 言い訳
 
mock : あざける、バカにする
 
absurd : 常識に反した
 
master litigator : = master of litigate (litigate:訴訟を起こす)
 
manipulate : 自在に操る
 
rainmaker : 雨のように金を降らせる人

■日本語         

【Mr. Lyne】 障害者法を持ち出して、不法解雇に持ち込む気だ。
【Ally】    それで ?
【Mr. Lyne】 弁護士費用もかかるし、訴訟に伴う刑罰や事務所のダメージを考えると・・・
        つまり、君に訴えられたほうがマシだ。

 ●セクハラ上司は、女性のおしりと見ればさわり、病気であることをアピールし始めた。

【Ally】    仮病に決まっています。
【Mr. Lyne】 分かっているさ。 奴は事実をねじ曲げるの天才なんだ。
        証明はできない。
【Ally】    証明したくないのね。
        彼のほうが稼ぐからだわ。
        違うといって・・・   やめてやる。

■英語表現の解説

このシーンでは、やっかいな問題に直面したアリーが経営者と押し問答しています。上司の悪行を指摘したり、逆にそれをうやむやにしようとする会話が中心。このような場面で使われる英語表現は、洋画などにもよくでてきます。

It's a complete pretext.
英語で「そんなの言い逃れだ」などと言うときに使うのがこの表現。 "petext" は「言い訳」「弁解」「口実」という意味の名詞です。使い方は "We need a pretext for refusing it." 「なんとか断る口実を見つけないと」といった感じです。都合の悪い時の言い逃れや、やりたくない事を避けたいときによく使う英語表現です。

It's absurd.
"absurd" は「理屈に反する」「不条理な」という意味の形容詞です。悪いことをやっている人をみつけても、どうにもならないような時や、政治や行政に対する不満・やりきれない気持ちを表すときに使う英語フレーズです。
「(あなた、)どうかしてるんじゃないの?」
"It's absurd of you."

He's a rainmaker.
"rainmaker" を英和辞書で引くと「人工降雨専門家」という言葉で出てきますが、ここでは映画の「Rainmaker」のこと。
若手弁護士が巨大企業を相手に法廷闘争をする洋画です。英語フレーズの中には、時々、このように当時の流行言葉などが含まれるのでやっかいですね。


  

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