反復練習の罠  − 姿勢と考え方:学習の基本

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  1 学習の基本
   1-1 苦手意識の原因
   1-2 上達のメカニズム
   1-3 姿勢と考え方
   1-4 発音の要点
 2 学習法
   2-1 リスニング
   2-2 リーディング
   2-3 英会話
   2-4 語彙力強化
 3 教材
   3-1 TOEIC
   3-2 英会話
   3-3 リスニング
   3-4 語彙力強化
 4 表現集
   4-1 正しい英語表現
   4-2 ネイティブ英会話
   4-3 映画で英会話
   4-4 ドラマでビジネス英語
   4-5 映画でビジネス英語
   4-6 本気の英単語攻略
   4-6 ニュース英語
 5 留学体験記
   5-1 アメリカ大学留学
   5-2 おもしろ英語習得記
   5-3 アメリカ旅行記


 

1.学習の基本
                1-3 姿勢と考え方

 (9) 反復練習の罠

英語の学習において、反復練習はとても効果のある方法です。
しかし、反復練習を有効なものとするためには、同時に留意も必要です。

私は、入門レベルのころ、英会話教材を買ってきては、繰り返し聞いていました。
英会話教材ですから、10〜20の英語表現が連続して録音されています。
これを、通しで何度も何度も聞いていたのです。

理解できない部分は、テキストで確認し、また聞くといった、ごく一般的な学習方法です。
しかし、残念ながら、この方法はあまり効果的ではありませんでした。

一度聞いたことのある英語の聞き取りは、リスニングの学習としては、あまり効果がありません。
二度目以降、待ちかまえて聞いてしまうからです。
このような状況は、実践における英会話や、英語のニュースを聞く、リスニングのテスト、とはまったく異なります。

もし、英語教材を使ってリスニングの反復練習をするのであれば、一つの文章だけを、繰り返し・繰り返し聞く、「耳たこトレーニング」がいいでしょう。
このようにして、英語表現を頭にこびりつけると、その表現は直解しやすくなります。

わたしは、十数年前、この「耳たこトレーニング」をエンドレステープとウォークマンで、実行しました。
現在は、デジタルプレーヤーで、簡単にできるはずです。

もし、私と同じようなトレーニング方法(英会話を通しで何度も聞く)を行っておられる方は、是非一度、方針を転換してみてください。
初心者ほど、大きな効果が望めます。

  


1-3 姿勢と考え方
 (1)目標と忍耐 / (2)モチベーションの継続 / (3)テーマを限定 / (4)レベルにあった学習
 (5)身の回りの教材 / (6)概要を把握する / (7)短期集中学習の効果(英語漬け)
 (8)リスニング上達の壁 / (9)反復練習の罠

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