■ 英語学習カフェ [HOME]
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1.学習の基本 1-1 苦手意識の原因 (2) 発音の違い日本語と英語の発音の違い。 これは説明するまでも無く、ほとんどの日本人が経験していると思います。LとRの使い分け、THの発音などは日本人にとって悩みの種です。 しかし、発音に関していえば、実は、このような一つ一つの音節の問題に加え、さらに重要なことがあります。 それは、文章全体の発音です。 日本語と英語の発音の違いで注目しなければならないのは、イントネーション(抑揚)やリンキング(単語をつないで発音すること)です。 たとえば、 “ Take a look at it ! “ (あれ見てみろよ!) 私たちはこれを、「テイク ア ルック アット イット」と、ほとんどイントネーションをつけずに発音します。 学校ではそう習いました。 しかしネイティブスピーカーとの会話で、我々に聞こえるのは、 「テカルッカリ」 です。 これは単語をつなぎながら発音する「リンキング」。 このように聞こえるのは、早口で話すからではありません。 このように発音しているのです。 さらにやっかいなのが、イントネーションです。 私たちが話す日本語は、平べったいまったりとした発音ですが、ネイティブスピーカーは、強い抑揚とともに英文を発音します。 このため、文章表現のなかで、弱く発音する部分がほとんど聞こえない場合が多いのです。 また、アクセントの位置が異なると、それは自分が認識しているのとはまったく違う文章に聞こえます。 上に紹介した "Take a look at it" もアクセントの位置は "Take" の第一音節および "Look" です。 "at it" は極めて小さく発音します。 この文章は、日本語で「アレ見て」と言う意味ですが、日本人が「あ」「れ」「み」「て」それぞれの音節をしっかり発音するのとは大きく異なりますね。 このように、ネイティブスピーカーの発音は、私たちのイメージとはまったく異なった音で耳に入ってくる場合が多いのです。 もし、留学経験者に「テカルカリ」と言うと、ほとんどの人が“ Take a look at it ! “だと認識すると思います。 しかし、英語の苦手な人が聞いても、何のことか分かりません。 このように、初心者にとっては、個々の単語の発音も大事ですが「文章全体の発音」に慣れる必要があります。 それには、ネイティブの発音をタップリ聞いて、練習すること。 CDブックなどが手元にあれば、短い簡単な英文のネイティブ音声を何度も聞き、できれば後に続いて発音する練習をしばらく繰り返すことです。 ネイティブ音声によるトレーニングでは、できるだけネイティブになりきり、発音とイントネーションを真似るようにしましょう。 ネイティブの発音に慣れることは、リスニングや英会話の上達の第一歩であると同時に、それほど難しいことではありません。 1.1 苦手意識の原因 (1) 構文・語順の違い / (2) 発音の違い / (3) 英語に接する機会が少ない (4) 上達を実感できない / (5) 返り読み / (6) 実力の勘違い |