あいまい母音  − 発音の要点/学習の基本

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  1 学習の基本
   1-1 苦手意識の原因
   1-2 上達のメカニズム
   1-3 姿勢と考え方
   1-4 発音の要点
 2 学習法
   2-1 リスニング
   2-2 リーディング
   2-3 英会話
   2-4 語彙力強化
 3 教材
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 4 表現集
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1.学習の基本
                1-4 発音の要点

 (2) あいまい母音

あいまい母音とは、「e を逆さまにした発音記号」です。
単語のなかで、アクセントのない音節があいまい母音であることが多いようです。

たとえば、”about” の ”a” は「あいまい母音」。
辞書で確認してみてください。

この「あいまい母音」をどう発音すればいいのかは問題ではありません。
会話の中では 「アバウト」 ではなく、「バウ」 と聞こえます。
リスニングのトレーニングにしても、発音のトレーニングにしても、ネイティブスピーカーが発音するとおりに、頭にインプットすることが重要です。
”about”を、いつまでも「アバウト」と認識していると、いつまでもリスニング能力は向上しないと考えた方がよいと思います。

ほかにも、 ”Canada” の中の二つ目と三つ目の ”a” もあいまい母音です。
これも、会話の中では 「カナダ」 ではなく 「カナ」 と聞こえます。

このように、英語の発音のなかには、とても弱くあいまいに発音する母音が含まれていて、私たちの意識とは異なる音で耳に入ってきます。

会話で ”about you” という表現が出てきたら、前節のリンキング(単語の連結)とあわせて、bou tyou 「バウチュー」 と発音されます。
普通の速度でネイティブスピーカーが話すと、決して 「アバウト ユー」 とは発音されません。

このように、簡単な単語を使った表現でも、英語では日本人の認識とは大きく異なる発音をすることを、しっかりと受け止めておかなければなりません。
言い換えれば、ネイティブの発音は、私たちが学校で習ってきた「ローマ字風英語の発音」からかけ離れていると認識したほうがよさそうです。

慣れてしまえば、そう難しいことではありませんが、特に入門レベル、初級レベルの人がリスニング能力を伸ばすうえで、避けて通れないポイントです。
お手もとのリスニング教材で確認しておき、ご自分の学習法のなかで意識しておいてください。

  


1-4 発音の要点
(1) リンキング / (2) あいまい母音 / (3) 混合発音と変化 / (4) 発音しない音
(5) イントネーション / (6) ローマ字英語からの脱却


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