大意をつかむ読み方(速読) − リーディング:学習の基本

 ■ 英語学習カフェ [HOME]
  1 学習の基本
   1-1 苦手意識の原因
   1-2 上達のメカニズム
   1-3 姿勢と考え方
   1-4 発音の要点
 2 学習法
   2-1 リスニング
   2-2 リーディング
   2-3 英会話
   2-4 語彙力強化
 3 教材
   3-1 TOEIC
   3-2 英会話
   3-3 リスニング
   3-4 語彙力強化
 4 表現集
   4-1 正しい英語表現
   4-2 ネイティブ英会話
   4-3 映画で英会話
   4-4 ドラマでビジネス英語
   4-5 映画でビジネス英語
   4-6 本気の英単語攻略
   4-6 ニュース英語
 5 留学体験記
   5-1 アメリカ大学留学
   5-2 おもしろ英語習得記
   5-3 アメリカ旅行記


 

2.学習の基本
                2-2 リーディング

 (2) 大意をつかむ読み方(速読)

細かい理解にこだわらず、英語で書かれた文章を、できるだけ早く読む方法を「速読」と言います。
この方法ですと、一つひとつの文章をしっかり理解しながら読む方法(精読)に比べ、たくさんの文章を読むこのができるので、「多読」とも言えます。

「速読」する場合は、英和辞典をできるだけ使わず、多少わからない表現があっても気にせず、どんどん読んでいきます。
速読は、適切な方法で実行すれば、とても大きな学習/勉強の効果をあげることができます。

 ◆レベルに合った読み物

英語の苦手な人が、いきなり英語で書かれた小説や英字新聞などを読んでも、分からない部分 が多すぎて内容が理解できず、嫌になって継続できません。
そこでお勧めなのが、Graded Reader と呼ばれる読み物です。
Graded Reader は、語彙数が制限され、レベルも何段階かに分けてありますので、自分のレベルに応じたものを選ぶことができます。
有名なのは、オックスフォード(Oxford) シリーズと ペンギン(Penguin)シリーズで、ジャンルごとの発刊数も膨大です。

私も、初心者の頃とてもお世話になり、今でも、「オーヘンリー短編小説」と「ジャッカルの日」を記念に持っています。
他にも、アガサクリスティーの推理小説を何冊も読みました。
これらの本は、当時、内容にひかれて、一気に読んでしまった覚えがあります。

ニュースなどの時事英語に興味のある方は、朝日ウィークリーがお勧めです。
朝日ウィークリーは、日本語による解説付きの英字新聞で、毎週日曜日に発行されています。
週刊ですので、一週間のニュースを少ない文章量でやさしく解説してあります。
全文章に日本語の解説がついているので、速読と精読をバランスさせながら、興味をもって読むのにぴったりです。

 ◆速読(多読)のメリット

速読(多読)の一番のメリットは、「楽しみながら読める」ことです。
精読の場合は、学習あるいは勉強という感が強いのですが、速読の場合は、読書を楽しむ、あるいは情報収集を目的として行うことができるので、無理なく継続することができます。
内容に引き込まれるような本を見つけることができれば、このうえない教材となります。

そして、二番目のメリットは、英語に触れる量が多くなることで、直解あるいは即解できる文章が増えてくることです。
これはとても重要なことで、リスニングの上達にも効果があります。
複雑で長いと思うような文章も、実際には、短い文章の組み合わせです。
読みやすく制限された文章を多量に読むと、短く簡単で多頻出の文章に何度も接することになり、文章がひとかたまりで頭に入ってくるようになります。
このように、直解できる短い文章が増えてくると、それらを含んだ比較的長い文章も、楽に読むことができるようになってきます。




 2-2 リーディング
  (1)日本人の弱点 / (2)大意をつかむ読み方(速読/多読) / (3)文章を理解する(精読)
  (4)精読と速読(多読)のバランス / (5)英字新聞を読む / (6)小説を読む
  (7)多読と英文法


Copyright all reserved since 2007.06.02