１ 学習の基本
1-1 苦手意識の原因
1-2 上達のメカニズム
1-3 姿勢と考え方
1-4 発音の要点
２ 学習法
2-1 リスニング
2-2 リーディング
2-3 英会話
2-4 語彙力強化
３ 教材
3-1 TOEIC
3-2 英会話
3-3 リスニング
3-4 語彙力強化
４ 表現集
4-1 正しい英語表現
4-2 ネイティブ英会話
4-3 映画で英会話
4-4 ドラマでﾋﾞｼﾞﾈｽ英語
4-5 映画でビジネス英語
4-6 本気の英単語攻略
4-6 ニュース英語
５ 留学体験記
5-1 アメリカ大学留学
5-2 おもしろ英語習得記
5-3 アメリカ旅行記
２．学習の基本
２-２ リーディング
（６） 小説を読む Graded Reader の勧め
現在、日本の主要都市にある大型書店では、必ずといっていいほど洋書コーナーがあり、英語の小説が置いてあります。もし、気に入った小説が見つからなかったら、amazon.com などのネットショップで購入できますので、一度、どのようなものがあるか調べるのもいいかもしれません。
■語彙数を制限した英語小説
十分な読解力や単語力のない人が、いきなり英語の小説を読んでも理解できない部分が多すぎ、内容を理解できません。
こでお勧めなのが、Graded Reader と呼ばれる読み物です。
Graded Reader は、語彙数が制限され、レベルも何段階かに分けてありますので、自分のレベルに応じたものを選ぶことができます。
有名なのは、オックスフォード（Oxford） シリーズと ペンギン（Penguin）シリーズで、ジャンルごとの発刊数も膨大です。
■メリット
語彙数を制限した小説を読むメリットは、第一に楽しみながら英語のリーディング・トレーニングを継続できること。
リーディング力の向上において、たくさんの英文に触れることは不可欠です。
自分が興味を持った小説を、辞書を引かずに読むことができるというのは、この上ないメリットです。
次に重要なメリットが、語彙力の瞬発力を強化できることです。
「瞬発力？」
英単語や英熟語の意味は、かろうじて覚えているようでは、実践では役立ちません。
自分の語彙力レベルに制限された英語小説の多読は、語彙力の増加には役立ちませんが、知っている語彙に何度も何度も遭遇する機会を与えてくれます。
また、ストーリーの情景とともに記憶に刻まれていくため、知っている語彙の記憶をより強固にし、イメージ化・映像化することができるようになっていきます。
こうなると、目から入ってくる英単語や英熟語の意味を「思い出す」のではなく、イメージあるいは映像とともに「瞬解」できるようになります。
これが、語彙力の「瞬発力」です。
■ペンギンリーダース
ここでは、Penguin Readers を紹介します。
英語学習者のためにﾚﾍﾞﾙを７段階に分けた多読用の小説です。
【各ﾚﾍﾞﾙの洋書 Amazon.comより】
★Easy Starts
単語数：200語★Level 1
単語数：300語★Level 2
単語数：600語★Level 3
単語数：1000語 TOEIC 400-500点★Level 4
単語数：1700語 TOEIC 500-600点★Level 5
単語数：2300語 TOEIC 600-700点★Level 6
単語数：3000語 TOEIC 800点以上2-2 リーディング
（１）日本人の弱点 / （２）大意をつかむ読み方（速読/多読） / （３）文章を理解する（精読）
（４）精読と速読（多読）のバランス / （５）英字新聞を読む / （６）小説を読む
（７）多読と英文法