英文法をぶっとばせ − おもしろ英語習得記 留学体験記
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5.留学体験記
               5-2 おもしろ英語習得記

 (7) 英文法をぶっとばせ

これまで、クドクドと同じようなことを書いてきましたが、この節で入門・初級編も完結。

簡単な表現をたくさん身につけると、不思議に長い文章表現もわかるようになってきました。
理由は簡単。 長い文章も「短い文章の集まり」だからです。

例えば、下の文章。 私が留学中、自宅アパートを出てすぐに雪道で遭難?したときの話です。

If I were you, I would buy a thick coat, because we had a lot of snow last year.
(僕だったら、厚いコートを買っておくよ、だって去年はたくさん雪が降ったんだ。)

英文法で言う「仮定法過去」という表現を含んだ、ちょっと長い文です。
しかし、簡単な会話もできない状態で英文法どころではありません。
かといって、こんな長い文章を特訓するのは大変です・・・  でも、だいじょうぶ。

この文章は、前節(使える英語ってどんな英語?)で紹介した文章。
 (1)去年は雪が多かった。      We had a lot of snow last year.
 (5)僕ならそんなことはしません。  If I were you, I wouldn’t do such thing.
の組み合わせ。

長ったらしく見える英文は、ほとんどこんな感じです。

■読み書きは?

とにかくアメリカ人と会話をしなければ、と始めた「耳タコ大作戦」。

特訓した英語表現の数が50程度になったあたりでしょうか。
あるとき、特訓した英語表現が工学系の教科書に出てきました。
その表現だけは、単語をひとつひとつ拾いながら読む必要も、頭の中で日本語へ変換する必要もありません。
その表現はもちろんのこと、その前後の文章も簡単に理解できました。

特訓した表現が増えると、だんだん書くことも苦にならなくなりました。
あたりまえです。
文章表現が「ぱっ」出てくるように訓練しているのですから。
あとは、接続語で文章をつないだり、書きたい内容に応じて単語を入れ替えるだけでした。

このあたりから、英語に接することが苦にならなくなり、積極的に会話に参加、英文も短時間でたくさん読めるようになっていき、英語力は加速的に向上していきました


入門・初級シリーズは、ここまでを第1部として、ひとまず終わりたいと思います。

   ここで紹介したことは、「話せない」から「話せるようになる」レベル。
   さらなる飛躍には、使える単語・熟語を増やさなければなりませんが、
   次節以降に紹介いたします。


  


 5-2 おもしろ英語習得記
 (1)This is a pen のように (2)耳たこ大作戦 1 (3)耳たこ大作戦 2 (4)耳たこ大作戦 3
 (5)使える英語ってそういうことだったのか (6)使える英語ってどんな英語?
 (7)英文法をぶっとばせ (8) 英会話の達人ってどんな人? (9) 主語の違いを認識する
 (10) 構文は体で覚える (11) 動詞はひとりぼっちじゃない (12) 英語の修得と留学



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