右脳の活用 − 上達のメカニズム:学習の基本

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  1 学習の基本
   1-1 苦手意識の原因
   1-2 上達のメカニズム
   1-3 姿勢と考え方
   1-4 発音の要点
 2 学習法
   2-1 リスニング
   2-2 リーディング
   2-3 英会話
   2-4 語彙力強化
 3 教材
   3-1 TOEIC
   3-2 英会話
   3-3 リスニング
   3-4 語彙力強化
 4 表現集
   4-1 正しい英語表現
   4-2 ネイティブ英会話
   4-3 映画で英会話
   4-4 ドラマでビジネス英語
   4-5 映画でビジネス英語
   4-6 本気の英単語攻略
   4-6 ニュース英語
 5 留学体験記
   5-1 アメリカ大学留学
   5-2 おもしろ英語習得記
   5-3 アメリカ旅行記


 

1.学習の基本
                1-2 上達のメカニズム

 (6) 右脳の活用

英語のトレーニングをするときに、英語が使われる情景などをイメージしながら英語表現に触れると、その表現が強く頭に刻み込まれます。

初級レベル以上の方が、英語の洋画を見ていると、一つの作品の中に、聴き取れる表現がいつくかあるはずです。
そのような表現は、無意識のうちに、その映画のなかのイメージとともに頭に残る場合が多く、このようにしてインプットされた英語表現は、簡単には忘れません。

私も、これまで同様の経験をしてきました。
たとえば、少し古いのですが、「ビバリーヒルズコップ」の一シーン。

   エディ・マーフィー扮するアクセル・フォーリー刑事と、上司のトッド警部との会話。
   問題児のフォーリー刑事が、いつものように調子の良い言葉を並べながら、
    「大丈夫、私にまかしておけば、すべてうまくいきますよ。」という意味の事を
   言ったのを聞いたトッド警部が、

    "That's what I'm afraid of !! " 「それが怖いんだ !!」

   と叫ぶシーンがあります。

この英語表現は、それ以来、決して忘れることもありませんし、ネイティブと話すときも問題なく聴き取れるし、話すこともできます。
私には、"That's what I'm afraid of !! " が、映画の情景とともに頭に刻み込まれたという実感があります。
これは、幼児が言葉を覚えていく課程に似ているかも知れません。

実際には、大人の私たちには、幼児と同じプロセスで語学を修得することはできませんが、言語とイメージを重ね合わせながらインプットすることは、とても効果があります。

人間の脳は、左脳は言語や計算などの論理的思考をつかさどり、右脳はイメージやひらめきなどをつかさどることが分かってます。

通常、私たちが語学の勉強をする場合、左脳を使います。
とくに、英会話のトレーニングにしても、ただ英会話教書に書いてある文字を追って内容を理解しようとしたり、付録CDを聞いてリスニングのトレーニングをする場合も、ただ、無機質に言語としての英語表現にだけ集中していたのでは、左脳しか有効に使えていないことになります。

たとえば、ニュース英語で、芸能人の結婚に関するトピックを聞く場合、その芸能人の幸せそうな顔などを思い浮かべながら、あるいは自分が芸能レポーターになったつもりで、できるだけリアルに情景をイメージしながら聞くのです。
このように、英語を聞く時には、できるだけその情景を思い浮かべ、イメージと表現を重ね合わせることで、リスニング能力の向上に差が出てきます。

  


1-2 上達のメカニズム
(1) 音声スピード(入門レベル) / (2) 音声スピード(初級) / (3) 音声スピード(中・上級)
(4) 耳慣れた表現 / (5) 記憶力と英語 / (6) 右脳の活用 / (7) 発声練習
(8) 推測しながら聞く / (9) 英文法は必要か?



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