日本人留学生は二度死ぬ(2) − アメリカ大学留学:留学体験記

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5.留学体験記
               5-1 アメリカ大学留学

 留学体験記 【7】 日本人留学生は二度死ぬ (2)

アメリカ留学回想、前回からの続きです。
自宅から500mのところで遭難しかけた私。 もう懲りたはずでしたが・・・

■吹雪が一転、冬晴れ

一度は吹雪の中で死んだかと思われた私でしたが、命拾いして大学にたどりつくと、熱いコーヒーが身も心も温めてくれました。
「生きていて良かった!」

お昼になると、天気は回復して気温もグングン上がり、キャンパスは綺麗な雪景色。
私は、今朝の出来事などすっかり忘れ、大学の図書館で夜遅くまで勉強していました。

■再び吹雪に消えた留学生

ところが、その日の夕方、今朝の寒気が再来していたのです。
知り合いはすでに帰り、自動車はアパート。しかも、今度は真っ暗な夜です。
しばらく図書館に残って様子を見ていましたが、吹雪は心なしか少しひどくなったもよう。
しかたなく私は、夜の吹雪の中へ、徒歩でアパートを目指したのでした。

            

                 【ネブラスカ市街地の霧氷】

           ――――  [留学回想] 第1部  完  ―――― 

【あとがき】

アメリカでの生活のスタートは、言葉の壁や文化の違いによる戸惑い、頼る人のいない不安。
ほんの小さなこともうまくいかず、本当につらい日々でした。

そんな私を救ってくれたのは、妻の支え、そしてアメリカ人の明るさと優しさでした。
見ず知らずの外国人である私に対し、ためらいもなく手を差しのべてくれたアメリカ人たち。
涙をこぼしかけたことが何度もありました。

私はこの留学で、学位や語学力のほかに、かけがえのないものをたくさん得ることができました。


  


5-1 アメリカ大学留学
 (1)ネブラスカ大学へ  (2)癒しの動物がいっぱい (3)いよいよ大学生活スタート 
 (4)生活必需品におびえる日々 (5)アメリカ人と対等に話せた
 (6)日本人留学生は二度死ぬ(1) (7)日本人留学生は二度死ぬ(2) (8)ネブラスカの霧氷
 (9)ネブラスカの冬 (10)オマハ市内の公園 (11)都市工学の講義は味気ない
 (12) アメリカ地方都市での生活 (13) アメリカの自動車ナンバープレート
 (14) アメリカでのアパート暮らし (15) 私の専攻 シビルエンジニアリング
 (16) アメリカンフットボール  (17) アメリカでのショッピング (食品スーパー編)
 (18) アメリカでのショッピング (レジ編)

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