■ 英語学習カフェ [HOME]
1 英語学習の基本 1-1 苦手意識の原因 1-2 上達のメカニズム 1-3 姿勢と考え方 1-4 発音の要点 2 学習法 2-1 リスニング 2-2 リーディング 2-3 英会話 2-4 語彙力強化 3 教材 3-1 TOEIC 3-2 英会話 3-3 リスニング 3-4 語彙力強化 4 表現集 4-1 正しい英語表現 4-2 ネイティブ英会話 4-3 映画で英会話 4-4 ドラマでビジネス英語 4-5 映画でビジネス英語 4-6 本気の英単語攻略 4-6 ニュース英語 5 留学体験記 5-1 アメリカ大学留学 5-2 おもしろ英語習得記 5-3 アメリカ旅行記 |
5.留学体験記 5-1 アメリカ大学留学 留学体験記 【15】 私の専攻 シビルエンジニアリング私が修士号を取得したのは、シビルエンジニアリング。 つまり都市工学です。 都市工学は、都市区画や道路の計画、ビルの設計、水質汚濁など、人々の生活に密着した学問です。 ■英語が苦手なヒーロー 工学部では、数学をベースにした専門授業が多かったので、留学当初の英語がまだ苦手だった私でも、良い成績を残すことができました。 それもそのはず、渡米後、まずは学部に入学したので、そこで受講したクラスはほとんどがすでに日本で履修済みのもの。 さらに、こちとら社会での実戦経験10年というキャリアを持っています。 大学で教える基礎工学のたぐいは、簡単でした。 そこで自然発生的に始まったのが 「Takashi's Seminar」 です(Takashi は私のファーストネーム)。 アメリカの大学には落ちこぼれもたくさんいます。 そんなヤツらが、成績の良い日本人留学生のまわりに集まって、テスト対策をするのです。 私は、学部に在籍していたときは、図書館で勉強していましたが、いつもアメリカ人に囲まれていました。 そして、授業で習ったこと、宿題の解き方、テスト対策をアメリカ人に伝授していたのです。 彼らにとって、私はまさにヒーロー。 英会話の苦手なヒーローだったのです。 私が通ったエンジニアリングスクール 〜 花壇と芝生に囲まれ開放的な雰囲気でした。 ■ギブアンドテイク 数学や科学センスがないのに工学部に通うアメリカ人たち。 なぜこんな連中が工学を専攻するのか不思議でしたが、アメリカではエンジニアのステイタスが日本よりも高く、就職にも有利らしいのです。 だからといって、簡単な数学にも唸り声をあげ、すぐにお手上げポーズをするような人間が、将来、橋の設計をしたらどうなるでしょうか? とにかく、アメリカ人が設計した橋が落橋しないよう、私も一生懸命でした。 そんな献身的な振る舞いを続けた私でしたが、いいこともありました。 それは、英語力が飛躍的に向上したことです。 アメリカ人にものを教えるには、英語ができなければなりません。 学部の授業内容は "お茶の子サイサイ" でしたが、英語については常に真剣。 工学オンチのアメリカ人に工学を教えるため、必死で彼らの言うことを聞き、必死で説明しました。 このような環境で英語に取り組んだため、私の英会話はみるみる上達しました。 大学院に進んでからは、この状況が一変するのですが、とにかく学部時代の私はとても濃い時間を過ごしていました。 5-1 アメリカ大学留学 (1)ネブラスカ大学へ (2)癒しの動物がいっぱい (3)いよいよ大学生活スタート (4)生活必需品におびえる日々 (5)アメリカ人と対等に話せた (6)日本人留学生は二度死ぬ(1) (7)日本人留学生は二度死ぬ(2) (8)ネブラスカの霧氷 (9)ネブラスカの冬 (10)オマハ市内の公園 (11)都市工学の講義は味気ない (12) アメリカ地方都市での生活 (13) アメリカの自動車ナンバープレート (14) アメリカでのアパート暮らし (15) 私の専攻 シビルエンジニアリング (16) アメリカンフットボール (17) アメリカでのショッピング (食品スーパー編) (18) アメリカでのショッピング (レジ編) |